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【4月のお話し】
誰か又は何かについて、代わりに表現したり表わしたりすることを表象といいます。神話や経典などを読み解く上で、表象を学ぶことは欠かせません。
例えば数字の9について考えてみると、日本では「く」と読んだ時に「苦」と音が同じことから不吉とされ、4と同様に、忌み数(いみかず)として車のナンバープレートや部屋番号などから除かれることもあるようです。
一方インドでは、9は完全数や神を表わします。9の倍数は、一の位と十の位との和が必ず9の倍数になることから、古代インドにおいて神秘性や神聖さをイメージされたのでしょうか。
このことを踏まえて、お釈迦さまのご誕生について仏典を見ていきますと、天から九頭の龍が舞い降りて、お釈迦さまに甘露の冷暖の水を注いだと記されます。
龍は釈迦族のトーテムですから、釈迦族総ての人々から祝福され、産湯を使われたことを伝えているのでしょう。
私たちが生まれた時、周囲の人々から笑顔で祝福されました。まさに、天上天下唯我独尊です。他でもないあなたが、唯一の尊い存在であることを経典は説いているのです。
合掌


