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【7月のお話し】
浅草寺さんでは、本堂前の大きな香炉から立ち上る煙をいただいて無病息災を祈る参拝者の姿が絶えません。
そうした光景を見慣れた方でしょうか、当山でも山盛りにお焼香されるお姿をお見掛けすることがありますが、屋内のため火災報知器が反応することがありますので、ごく少量をお焼香ください。さて、お香には白檀(びゃくだん)などの香木や丁子(ちょうじ)などの木の実、麝香(じゃこう)などの動物性香料が原料として知られていますが、経典には特に沈香(じんこう)が最上であると説かれます。
こうしたことから、当山では皆さまに沈香をお焼香いただいておりますので、少量であっても功徳は最上です。どうぞご安心ください。
さらにお焼香の功徳は、①仏さまの食べ物として香りをお供えすること、②香りによって場所をお清めすること、③お香が燃え続けるように、私たちが良い行いを続けますと誓うことの三つの意味が説かれます。
それぞれのお願いを香煙に込めてお祈りください。
合掌