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11月のお話し

朝晩の冷え込みが増してくる11月13日には、法相宗の本山である薬師寺と興福寺とが年ごとに交代で、慈恩会(じおんね)が営まれます。今年の慈恩会は興福寺で夜七時ごろから約二時間にわたって催行され、どなたでも参拝・聴聞できるそうです。さて、この法要では、師匠である玄奘(げんじょう)三蔵と共に法相宗を大成させた唐の時代の学僧、慈恩大師窺基(きき)の命日にあたり、僧侶たちによって教学的な問答が重ねられます。論議は僧侶にとっても大変ですが、聴聞する方々にとっても難解そのものです。このため、古く天皇の命によって行われる法会などに勅使がご参列された時に、ご宿泊に伴うおもてなしの一つとして、ユーモラスな論議が勅使の前で披露されました。これを娯楽論議というそうです。

現在の慈恩会においても法要の最後に、のらりくらりと論点をごまかしたり、出された問題を何度も聞き直したりするなどの娯楽論議が行われることから、毎年楽しみに聴聞される方もいらっしゃると伺いました。いにしえの仏教寺院に思いを馳せられてはいかがでしょうか。合掌


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