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2月のお話し
子丑寅と続く十二支(じゅうにし)は、甲乙丙と続く十干(じっかん)と共に時間や方位、暦などに用いられてきました。この十二支を日に当てはめたときに、その月の最初の子(ね)の日を初子(はつね)、寅の日を初寅(はつとら)などと呼びます。さて、京都の伏見稲荷大社は、五穀豊穣や商売繫昌、家内安全などのご利益があり、全国に3万社ある稲荷社の総本宮として崇敬を集めております。祭神の稲荷大神(いなりのおおかみ)が2月の初午(はつうま)に伏見稲荷大社にご鎮座されたことから、例年2月の初午大祭は境内に入りきれないほど多くの参詣者でにぎわいます。なお、稲荷神のお使いである狐は油揚げが好物とのことから、甘辛く味付けした油揚げをのせたうどんのことをきつねうどん、酢飯や混ぜご飯などを詰めたお寿司をお稲荷さんや稲荷寿司などと呼ぶようになったそうです。
今年は2月12日が初午にあたりますので、近所の稲荷神社を参拝し、稲荷寿司を召し上がって稲荷神さまの御神徳をいただけるよう願う地域もあるようですね。合掌