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8月のお話し

お盆になると、賽の目に刻んだナスやキュウリに洗米を混ぜた、水の子や水の実などと呼ばれるものを蓮の葉やイモの葉の上にのせて供える地域があります。平安時代に書かれた『小右記』に「拝瓫(はいぼん)了って寺々に頒け遣わす」とあるように、当時のお盆供養では、水の子を瓫(ほとぎ)と呼ばれる器に入れて供えていました。『広辞苑』によると、「瓫」は「酒や水などを入れた,胴が太く口の小さい土器」とあります。平安時代には、亡くなってから日の浅い霊魂は、まだ祟りやすい荒魂(あらみたま)としておそれられたため、殯(もがり)という墓地の施設の中に封鎖しておくべきものでした。こうした考えから、お盆の時期に帰ってこられた先祖の霊には瓫の中に入っていてもらいたいとの願いがあったことでしょうし、特に新仏を迎える精霊棚は杉や桧の葉で囲ってあるものが今に伝わるのでしょう。お盆は、亡くなったご先祖さまに対する追慕の情とおそれの念とが共存する行事なのですね。合掌



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