トピックス

2024.03.16

佛生会(花まつり)のご案内

当山では下記のとおり、お釈迦さまの誕生日をお祝いする佛生会(花まつり)を営みます。

当山ロビーでは法要に先立つ4月5日(水)より、色とりどりの花々で飾られた花御堂にお祀りしたお釈迦さまに、甘茶を潅いでお参りいただけます。

8日までの期間中はご参拝の皆さまに甘茶と子供用のお土産をお接待しておりますので、お子様の健やかなご成育やご家族のご多幸を願って是非ともご参列下さい。

日時:4月8日(月曜日) 午前11時より

2024.03.02

3月のお話し

今年のNHK大河ドラマの主人公、紫式部が活躍した平安時代中期には、平安京の京域内にお墓を作ることが律令によって禁止されていたことから、都の東にある鳥辺野(とりべの)や北の蓮台野(れんだいの)、西の化野(あだしの)などの葬地は、遅くとも11世紀後半には確定されていました。
とはいえ、これらの葬地は、あくまでも天皇家や貴族などの特権階級に限ったことです。芥川龍之介の『羅生門』に描かれるように、当時の都に暮らす市民は遺体を周辺の野山や川などに遺棄することが多かったため、庶民の墓地が発見されることは極めて少ないようです。さて、物語の舞台となる平安時代中期の藤原家一門は、鳥辺野で荼毘に付されて宇治木幡(うじ・こはた)の浄妙寺に埋葬されました。浄妙寺は室町期に廃絶し、今では道長の墓所も不明となりましたが、『源氏物語』行幸(みゆき)巻にある「十六日 彼岸の初にて いとよき日なりけり」などの文を目にしますと、藤原北家の出身ともされる紫式部がお彼岸に木幡をお参りされたのかなど、想像するだけでもワクワクしますね。合掌

2024.02.23

春季彼岸会のご案内

当山におきましては、下記の日程にて春季彼岸会を営みます。

当日は仏教各宗の僧侶による大法要の中で施主さまとご戒名を読み上げますので、ご供養を希望される方は寺務所までお知らせくださいませ。また、ご参列の方には季節の炊き込みご飯をお接待いたしますので、皆さまには是非とも平服でお参り下さいますようご案内いたします。合掌

日時

3月17日(日曜日)午前11時~、午後1時~

3月20日(水曜日)午前11時~、午後1時~

3月23日(土曜日)午前11時~、午後1時~

2024.02.19

2月15日 涅槃会

2月15日(木曜日)13時より副本堂にて涅槃会を厳修いたしました。

曹洞宗の僧侶が『涅槃経』を唱え、お釈迦様のご遺徳を偲びました。

ご参列いただいた皆様に白玉ぜんざいをお接待致しました。

多数のご参列、有り難うございました。合掌

2024.02.06

2月3日 節分会

2月3日(金曜日)午前11時より副本堂にて節分会を厳修いたしました。

真言宗の五僧が出仕いたしました。

ご参列いただきました皆様の家内安全・開運厄除のご祈願を行い、

ご祈祷いたしました福豆と厄除け大根をお接待致しました。

大変多くのご参列有難うございました。 合掌

2024.02.01

2月のお話し

子丑寅と続く十二支(じゅうにし)は、甲乙丙と続く十干(じっかん)と共に時間や方位、暦などに用いられてきました。この十二支を日に当てはめたときに、その月の最初の子(ね)の日を初子(はつね)、寅の日を初寅(はつとら)などと呼びます。さて、京都の伏見稲荷大社は、五穀豊穣や商売繫昌、家内安全などのご利益があり、全国に3万社ある稲荷社の総本宮として崇敬を集めております。祭神の稲荷大神(いなりのおおかみ)が2月の初午(はつうま)に伏見稲荷大社にご鎮座されたことから、例年2月の初午大祭は境内に入りきれないほど多くの参詣者でにぎわいます。なお、稲荷神のお使いである狐は油揚げが好物とのことから、甘辛く味付けした油揚げをのせたうどんのことをきつねうどん、酢飯や混ぜご飯などを詰めたお寿司をお稲荷さんや稲荷寿司などと呼ぶようになったそうです。
今年は2月12日が初午にあたりますので、近所の稲荷神社を参拝し、稲荷寿司を召し上がって稲荷神さまの御神徳をいただけるよう願う地域もあるようですね。合掌

2024.01.30

涅槃会の御案内

仏教を開かれたお釈迦さまは、インド北部にあるクシナガラにおいて

80歳で入滅されました。東アジアの各国ではこの日を2月25日とし

日本では奈良時代に興福寺で涅槃会が営まれたことが始まりとされています。

当山では下記の日程にて涅槃会を営みます。

当日は白玉ぜんざいのお接待もございますので、是非ともお誘いあわせの上で

ご参拝下さいますようご案内申し上げます。

日時:令和6年2月15日(木)午後1時~

2024.01.19

節分会の御案内

古くより大晦日や節分には疫鬼を追い払う追儺(ついな)が施行されましたが

現代では節分の厄払いとして豆まきの風習がその名残を伝えております。

当日はご参列者お一人お一人に住職よりご祈禱いたします。

また、厄除け大根のお接待がございますので、

お誘いあわせの上、ご参拝いただきますようご案内申し上げます。

日時:令和6年2月3日(土)午前11時~

2024.01.12

1月2日、3日 修正会

1月2日(火曜日)、3日(水曜日)午前10時、午後1時より副本堂にて修正会を厳修いたしました。

住職よりお一人お一人にご祈祷し、ご祈願を申し込まれた皆さまに祈禱札をお授け致しました。

多数のご参拝有り難うございました。 合掌

2024.01.01

1月のお話し

合掌 令和六年の年頭に当り、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日本は言霊(ことだま)の力によって幸せがもたらされる国である、と山上憶良が『万葉集』に詠っているように、私たちの用いる言葉には霊が宿っており、その霊がもつ力が働いて、発した言葉通りの結果を実現するものと古代より信じられておりました。換言すれば、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされたのです。
こうした観点から考えますと、お正月に「あけましておめでとうございます」とご挨拶されることは、ご家族やご友人方に対し言葉で祝賀する、言祝ぐ(ことほぐ)願いが込められているのですね。相手を心から思いやり、素晴らしい未来を祝福する言葉を発する一年としたいものです。
皆様のご多幸を心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。再拝
令和六甲辰歳 元旦