トピックス

2023.01.02

1月のお話

合掌 令和五年の年頭に当り、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

お正月に欠かすことのできない餅ですが、関西では丸餅を、関東から東北にかけては四角い切餅を召し上がる方が多いようですね。

お供え物としての鏡餅の由緒には様々ありますが、近畿地方の山間部には、割竹で十文字に縛った鏡餅をお堂の長押や柱に掛ける懸餅(かけもち)という風習が残っていることから、往古は祈願に用いていた鏡を餅に代えたものが鏡餅となったと考える学者さんもいらっしゃるようです。

かつて集落の共同作業として餅花や鏡餅を作って寺社に供えていた光景をご記憶の方もいらっしゃるでしょうか。こうした古い風習は、核家族化などによって、鏡餅を三宝に盛って家ごとに歳神様へお供えするようになっていったのでしょう。

時代は変わっても、新たな一年が素晴らしい年であるように、との願いは今も変わることがありません。皆様のご多幸を心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

令和五癸卯歳 元旦

2022.12.29

正月かざり

28日(水)正月飾りが整いました。

 

【一階】

玄関には新しいしめ縄と紙垂を、ロビーには花飾り

 

受付には鏡餅。当山の鏡餅は、裏白、餅、串柿、橙の順で飾ります。

正月飾りやお雑煮は、地域や家庭によってさまざまですね。

 

【二階】

本堂

 

【三階】

毘沙門天様

 

 

一階エレベーター前の寶來(ほうらい)

 

吉祥寶來

寶來は、家門繁栄、無事息災を祈念して

一ヶ年間床又は居間に貼ってその年の倖せを祝福する意味合いがあります。

 

当山では新年を迎える準備が整いました。

皆さまのご参拝をお待ちしております。合掌

2022.12.15

12月15日 人形供養

12月15日(木曜日)午後4時から副本堂にて人形供養祭を厳修いたしました。

 

 

皆さまが大切にされてきた人形やぬいぐるみを心よりご供養いたしました。

 

2022.12.09

12月8日 成道会

12月8日(木曜日)午後1時より本堂にて成道会を厳修いたしました。

 

 

成道会は、お釈迦さまがお悟りを開かれたことを祝う法要です。

本年は臨済宗の僧侶によりお勤めいたしました。

 

 

法要後は乳粥をお接待致しました。

 

 

 

ご参列、ありがとうございました。合掌

2022.12.01

修正会のご案内

古来正月初めの法要では、旧年の悪を正し、新年の息災を祈る風習が伝えられております。

当山では来たる新年がご多幸でありますよう下記のとおり修正会(しゅしょうえ)を営みます。

当日は仏教各宗旨の僧侶が出仕し、ご参列者お一人お一人に住職よりご祈祷致しますので

多くの皆さまにご参拝いただきますようご案内申し上げます。

 

日時

・令和5年1月2日(月)午前10時~、午後1時~

・令和5年1月3日(火)午前10時~、午後1時~

 

 

2022.12.01

12月のお話

早いもので令和4年も師走、まさに白駒(はっく)の隙(げき)を過ぐるが如しです。

日短きこと至(きわま)ると書く冬至は、太陽の力が一年で最も弱くなることから死に最も近い日と考えられた反面、この日を境に太陽の力が再び強くなっていくことからまた、人々が再生を願う日でもありました。

肺結核が悪化して寝たきりであった正岡子規の「仏壇の 菓子うつくしき 冬至かな」の句は、古くから冬至という年中行事に再生への願いが込められてきたからこそ、仏壇に供えられた菓子を「うつくしき」と詠んだのではないかと思うのです。

皆さまも再生を願って小豆粥やかぼちゃなどを召し上がり、柚子湯に入り体を温め、心身共にポカポカと暖かく新年をお迎えください。

当山の修正会は、来たる新年1月2日と3日との両日、午前10時と午後1時との二座ずつ

ご祈祷いたします。

なお、三が日は恒例の生姜湯をお接待しておりますので、皆さまお誘い合わせの上でお参りください。

合掌

2022.11.19

社会福祉協議会会長表彰式

令和4年度 千葉市社会福祉協議会より表彰をお受けしました。

 

みなさまのお力添えに感謝申し上げるとともに、

今後も地域の貢献に尽力いたします。 合掌

 

2022.11.17

成道会のご案内

時下愈々ご健勝の御事とお慶び申し上げます。

お釈迦さまは12月8日に悟りを開かれ仏陀となられました。

これを仏教では成道と申します。

当山ではお釈迦さまの成道を祝い、下記のとおり成道会を営みます。

なお、当日は成道の故事に倣い、乳がゆをお接待いたしますので、皆様には是非とも

平服にてご参拝いただきたくご案内申し上げます。

 

日時 令和4年12月8日(木)午後1時より

2022.11.14

11月10日 浄土真宗報恩講

11月10日(木曜日)午前11時00分より浄土真宗報恩講を厳修致しました。

 

 

浄土真宗の宗祖(開祖)親鸞聖人は

西暦1262年陰暦11月28日に往生の素懐を遂げられました。

阿弥陀さまの教えをお伝え下さった親鸞聖人のご命日を縁とし、

そのお徳に感謝し、仏さまの教えを聞かせていただく大切な集まりになります。

ご恩に報いる集いということから報恩講といいます。

 

 

檀信徒ご先祖様のご廻向を勤め「回向之契證」をお授け致しました。

 

 

法要の後は精進カレーをお接待いたしました。

 

 

ご参列いただき有り難うございました。合掌

2022.11.05

11月のお話

今月は毘沙門天さまの子宝の功徳についてご紹介いたします。

唐の貞観20年(646)玄奘(げんじょう)三蔵(さんぞう)法師によって著された『大唐(だいとう)西域記(せいいきき)』巻十二に、シルクロード沿いにあった仏教国、瞿薩旦那(クスターナ)国(漢訳では于寘(ウテン)国、コータン国とも。現在の新疆(しんきょう)ホータン周辺)の建国伝説が見られます。

昔々、子宝に恵まれなかった瞿薩旦那(クスターナ)国の王様が毘沙門天廟(びょう)で祈ったところ、尊像の額が割れて中から子どもが出てきました。喜んだ王様はその子どもを王宮に連れ帰りましたが、困ったことにお乳を飲みません。そこで、王様が再度毘沙門天に祈ったところ、地面が膨らんで乳のようになり、これを子どもが飲んで成長したといいます。

こうした伝説から、瞿薩旦那(クスターナ)国の王様は毘沙門天の子孫であるとの信仰が起こり、後に唐の属国となった瞿薩旦那(クスターナ)国の旧領土には毘沙州の名が後世まで残ることとなったそうです。

財福や北方の守護に限らず、様々な功徳をいただける毘沙門天さま。お気軽にご参拝いただき、ご利益を頂戴して下さい。                   再拝